「ノウハウ」と「経験」
ネットを検索すれば様々なノウハウを手に入れられます。
セミナーへ行けば、成功者の成功哲学を学べます。
しかし「ノウハウ」に頼りすぎると、本物の学びは得られません。
なぜなら、真理(目的地)はひとつでも、ルート(ノウハウ)はいくつもあるからです。
A先生は「Aルートを進めば目的地に着くよ」と言い、
B先生は「Bルートがいいよ」と教えます。
でも、自分がZ地点にいれば、AルートもBルートも合わないかもしれません。
だから、私は「自分が思うとおりに進んだら?」と背中を押します。
場合によっては「え?こっち?」という、クライアントが進みたくない道を勧めることもあります。
とにかく、「ノウハウ」はお守りとして持ちながら、一歩前進するように背中を押します。
前進するときは、誰でも恐怖がありますよね。
失敗したくないし、かっこ悪いところを見せたくないし。
私もかつてはそうでしたから、その気持ちはとてもよく分かります。
でも、それらは全部「思い込み」
そのことに気付いてからは、スーッと気持ちが楽になりました。
恐怖は、自分の思考が作った幻ですから。
自分が作った幻の壁を乗り越えて、自分の足で歩いたとき、A先生の教えもB先生の教えも、深く理解できるのです。