悲しみをひっくり返してみると

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辛いことに向き合って
よくよく味わってみると
その裏にあるものが見えてくる。
そんなお話。
 
 
いつも冷静に見られる私もちょっとしたことで落ち込む。
先日も悲しいことがあった。
本当に些細なことだったけど、落ち込んでしまった。
 
悲しみのようなマイナス感情は、
「期待していたことが、期待通りにならなかった」ことが原因の場合が多い。
別の表現をすると、現実が気に入らずに拗ねているってことね。
説明するとそういうこと。
 
でも、頭で解っていても
心がついていかないから
人は悩んだり落ち込んだりする。
それはそれは辛い・・・。
 
 
だからといって悲しみを無かったことにしてはダメ。
かといって、大事に持ち続けたら余計に落ち込むばかりだ。
だから、その気持ちをちゃんと相手に伝える。
 
「私は悲しい気持ちになったの」と。
 
 
ここで相手を変えようとしてはいけない。
ボールを投げるだけ。
「悲しかったの」とボールを投げて、
ワタシはこんなことで悲しくなる人間なの
と心を開いて、
あとは相手に委ねる。
 
 
そもそも、なぜ悲しくなったのかというと、
相手の行動が期待通りじゃなかったから拗ねちゃったのよね。
 
ということは、「期待」の中に
自分の「こうあるべき」があるかもしれない。
古い思考のクセかもしれないし、
本当は自分がやりたいのに「そんなことしちゃダメ」と
頑なになっていることかもしれない。
 
深掘りしていくと
絡まっている思考や
しがみついている思考が見えてくる。
それが見つかると、解消しやすい。
 
見つからなくてもいい。
また同じ事を経験できるから何度も向き合うことができる。
それだけのこと。
 
 
 
悲しみにしばらく浸かってみて
ウンザリしてきたら
ようやく感情を整理するタイミング。
私の場合、ちょうどいいタイミングでヒントが現れて(降りてきて?)あっという間に解消された。
 
 
——
 
こういったカラクリを冷静に理解したからといって
冷たい人間ということではない。
むしろ、感情豊かな人間になると思う。
 
相手に期待するということは
信頼しているから。
そこに気づくと、相手に対する感謝でしかない。
私のためにそこにいてくれた。
それだけで感謝である。
 
 
だから、辛いことがあっても
悲しくなっても
どんどん壁にぶつかるといい。
 
 
落ち込んで
 ↓
しばらく浸って
 ↓
これはどういうことかと考えて
 ↓
ひっくり返してみる。
そうすると相手との絆がしっかりあることに気づく。
愛や喜びや感謝でしかない。
 
 
なんて楽しい人生だろう。
感情とうまくつきあえなくてもいいし、
格好悪く感情まみれになってもいい。
ただその裏に存在するものを感じていればいいんじゃないかな。

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