頼ることは、相手を信用していること
カナダに住んでいる時、日本人の
頭の固さを感じることがたくさんありました。
日本人というか、私自身の固さですが。
ダウンタウンへ移動するバスの中でのこと。
赤ちゃんを連れた若い女性が乗ってきました。
すると、乗客へ向かってこうお願いし出したのです。
「赤ちゃんを連れているから通路を空けて!
誰か席を譲ってくれないかしら?」
それを聞いた何人かの乗客が立ち上がり、
親子に席を譲っていました。
それを見た私は、「ほぉ~」と感動のため息とともに
殻が一つ壊れたのを感じました。
そっか。
そんなことも言っちゃっていいんだ!
我慢しなくていいんだ。
今考えると、当たり前なんですけど。
人にお願いすることができず、
弱さを持っている自分を認めなかった当時。
心の中に重りを持ったまま、
軽やかに幸せになることなんて
できませんでした。
軽やかに、さらっと言えちゃう
その女性のかっこよさといったら!!
—–
人に頼るということは
相手を信用しているということ。
弱さを見せるということは、
絶対的な信頼を寄せているよ、ということ。
これが女性の場合、
パートナーを頼って
こうしてほしいと甘えるということは、
「私のためにイイところを見せて♪」と
活躍の場を与えているということ。
上から目線でいいのですよ。
相手に対する最大限の信頼を
表しているのですから。
――
頼ることが苦手な人は、
まずは、小さなことからお願いしてみましょう。
私は先日、いつも行っているエステサロンのBGMが気に入らず、
「リラックスできないから変えてほしい」
とリクエストしてみました。
ここで大切なのは、
お願いした後は相手の領域だということ。
リクエストに応じても応じなくても、
どちらでもいい。
ただ「私はこれが心地いい、
こうしたい」を表現するだけ。
受け取ったボールを相手がどうしようと
私は私である、と
どっしりとしていればいいんです。
そうしたら、BGMを変えてくれました♪
おかげでリラックスしまくりです。
—–
小さなことだと思うでしょ?
でも、これが積み重なって人生ができてしまうんです。
望み通りの未来を手に入れたければ
自分の「好き」「こうしたい」を
周りにリクエストしてみましょう。
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